「展覧会」という言い方は最近はあまりしないのかもしれませんが。少し前になりますが東京に出張に行ったときに、美術館にいってきましたのでその話を少し。
1.「アフリカリミックス」(森美術館)
色使いがすばらしいので、ある意味ポップさを感じさせる作品が多かったように思いました。
ここで感じたのは「初期衝動」のすごさです。描きたいから描く、気持ちのおもむくままに描く、というようなパッションをどの作品からも感じることが出来ました。私はキース・へリングが好きですが、彼の作品にもそれを多く感じます。
以前にもアフリカの芸術を見たことがありましたが、それらよりも今回のものは美術品らしさが増していたように思いました。
2.「ピクサー展」(森アーツセンターギャラリー)
郡山で見るつもりでいましたが一足先に見てしまいました。ピクサーの映画が好きな人や、アニメが好きな人にはすごく興味がある内容ですね。とにかく細部にまで妥協をしない作品作りにおどろかされましたが、私はストーリーの建て方に一番感心してしまいました。
3.「ポップアート1960’s→2000’s」(損保ジャパン東郷青児美術館)
今回の美術館周りで一番感銘を受けました。平日の午前中、しかも開館を待って入館しましたのでお客さんも少なく、すばらしい作品をゆったりとじっくりと見ることが出来、まさに至福のときを過ごすことが出来ました。
やっぱり私はポップアートが好きなんだなあ。ウォーホル、リキテンスタイン、キース・へリングはもちろんだけど、ヴィック・ムニーズ、デイヴィッド・ラシャペル、グレゴリー・クルードソンといった人たちの作品にも興味を持ちました。
4.「2006ADC展」(クリエイションギャラリーG8)
CMクリエイターやグラフィックデザイナーといった人たちは、本当によくアイデアを探すものだと思いますね。おおげさかもしれないけど「これで一発世界を変えてやるぜ」くらいの気持ちを持って、いろいろと探しているんでしょうか。何年か前にもADC展は見たことがありますが、今年はおもしろい作品が多かったように思いました。
いやあ、東京は刺激が多くていいなあ。たまにはこんな風にガーッと美術館を回って刺激を受けまくるのもいいですね。ちなみにこれは7月20~21日でした。