ロックな生活Diary

自称ミュージシャン、「生涯現役」が信条です。

楽器

今日、ちょっとしたことで他の人の楽器を触る機会がありました。

なかなか良いベースで弾き心地も悪くない、そりゃあ一応フェンダージャパンのジャズベース(グレードは不明)ですからそれもそのはずなんだけど。でも、弦は古いし、磨いてもいないし、「楽器がかわいそうだなあ」と思ったわけです(一本はミディアムスケールの弦だった!)。

たぶん持ち主は大して弾きもしない人なんだろうなあ。だからそういうところに気も回らないだろうし、それどころか気も付かないくらいでしょうね。しかし、私はミュージシャンだからなんか気になっちゃうんだよなあ。だからすぐにチューニングはあわせたし、弦を替えてちょっと磨いてやろうかと思ったし。

1.シンセサイザーの先駆者である冨田勲(中学校の頃影響受けたなあ)が、「日によってシンセサイザーでも音の鳴り方が違う」と言っていました。電気楽器だからそんなわけないと思う人もいるだろうけど、私にはわかる気がするなあ。

2.ブランキージェットシティが土屋昌己から「楽器は大切にしたり磨いてやると鳴り方が違う」と言われてその通りにしている、と聞いたことがあります。それ以来あまりメンテナンスをするほうではないけど、少しは気にして楽器を触っています。

3.よく言われる話だけど、新しい楽器ばかり触っていると古い楽器がヤキモチを焼いていい音が出なくなる。でも、しばらく弾いてやるとちゃんと鳴り始める。これも本当だと思います。なので私はメインで弾いている楽器もあるけど、家では昔の(20年以上前に購入した)ベースを弾いています。たまにセッションなどのときはこいつを連れ出すこともあります。

いろんな人が趣味や仕事でさまざまな道具を使うけど、大切に使うことはそのものの機能を100%引き出してやるために必要なことなんだよなあ。みなさんはどうしていますか?

転勤する前の職場で、ポリバケツに突っ込まれていたアコースティックギターを救い出して、メンテナンスしてちゃんと鳴るようにしてあげたけど、あのギターはどうなっているかなあ。ヤマハのけっこう良いヤツだったんだけどなあ。