ロックな生活Diary

自称ミュージシャン、「生涯現役」が信条です。

THEドラえもん展

全国を巡回しているのでしょうか。東京で行われたときもちょっと気になったので今回思い切って見に行くことにしました。夏休みということもあり、予想通り子供連れがいっぱいでした。

1.作品はドラえもんをモチーフに作られた現代美術ばかりです。「ドラえもん」につられて来た家族連れにはどうも難しいのではないかと思うんですよね。実際そんな風な声も会場内で聞けましたし。子供受けする作品もあったけど、それはごく一部でしたからね。そう考える一方で、小さな子供や普段美術に関心のない人たちにこういう作品を見てもらう機会を持ってもらえることは良いことかもしれないとも考えました。以前世田谷の美術館に行ったときに夏休みの課題なのかたくさん小学生が来ていたことがありました。かなりの前衛美術展でしたが、小学生がこういうものを見る機会をもつことはいいことだな、とも思いました。今回はそれと同じようなことを感じたわけです。

2.佐内正史という人の作品(写真)が展示してありました。出身地の写真だということでしたが見たことのある景色だなあ、と思ったら私の地元の写真でした。実家から歩いて10分ほどのところの風景が写っていて、これを見るために呼ばれたのかな、とも思ってしまいました。先日読んだ「パークライフ」という小説に同じようなエピソードが出てきたので、ちょっとおもしろい体験でした。

3.ドラえもんの世界は昭和50年くらいなんでしょうか。そういう意味では私の時代ともかぶっているわけでそんな感じの作品に魅かれましたね。なんだか一人でなごんでしまいました。

4.会場からロビーに出てきたところで地震が起きました。けっこう大きく揺れたので係の人が「伏せてください」と言い、床に伏せました。長く揺れていたので「これはやばいかも」と思いました。家族と連絡を取ろうとしたらこういう時は携帯電話はだめですねー。すぐに通じなくなってしまった。館内の公衆電話で掛けたら一発でかかりました。最近は公衆電話が少なくなったから、こういうときに困りますねえ。