ロックな生活Diary

自称ミュージシャン、「生涯現役」が信条です。

つれづれ音楽史 その3

その3です。久々にこの話題なのでついてこられない人もいるかもしれませんが、もしよければ、その1、その2も読み返してください。

中学校2年でギターを弾き始めるのですが、やはり「バンド」というものにもあこがれるわけです。この頃の憧れはアリス、NSP、かぐや姫というグループですので、メンバー編成はリードギターと、サイドギターと、ベースまたはパーカッションですね。でも当時自分の周りにはベースやパーカッションを持っている人はいなかったので、3人か4人編成で全員がギター&ボーカルという感じでした。我ながらアホアホですねー。それでコンサートをやろうと言っては友人の家に集まって、MCなんかをやりながら内輪でコンサートごっこをしていました。

中学校2~3年で洋楽に目覚めて、エレキギターを手に入れました。高校に入ってからロックバンドをやろうと思い、メンバーを集めましたが結局集まったのはコンサートごっこをやっていた連中でした。私はギターとボーカルをやるつもりでしたが、ギターはもう一人のヤツの方がうまかったし、ベースがいなかったので自分がベースに転向することにしました。最初に手に入れたベースはYAMAHAのPB(たぶん定価4万円)でしたが、これは楽器屋で見た「売ります」の告知で連絡をとった大学生から1万円で譲ってもらったものでした。このベースはボディを黒く塗った上、残念ながら捨ててしまいました。

そんなわけで最初のバンド「EXPLOSION」を結成します。メンバーは、ギター、ドラム、キーボード、ベース&ボーカル(私)の4人編成。持ち曲はアリスとかサザンオールスターズとかゴダイゴとかをやっていました。そのうちボーカリストとキーボードをもう一人入れて6人編成になりましたが、やっている曲は半分がオリジナルというようになっていきました。しかしこの頃のオリジナル曲は、Em、Am、G、B7というようなコード進行で今聴くと恥ずかしい感じでしたが、周りのバンドがコピーばかりやっていたのに対していち早くオリジナルをやっていたのはちょっと自慢かな。

他にも同じ高校のメンバーで「TOM SAWYER」というバンドもやっていました。このバンド名はRUSHの曲のタイトルから取りましたが、この曲もコピーしていたりとなかなか実力はあったと思います。このバンドをやっていて初めてリズム体のあわせ方なども感じ取ることが出来ました。地元のライブハウスに出たり、コンテストに出たときにもほめてもらったりしました。でも、所詮は数あるうちの高校生バンドのひとつに過ぎなかったですが。

ベースを弾き始めたわけですが、今となってはベースに転向して本当に良かったと思います。自分の気性にも合っていたし、それなりに実力も付けることができたし、あのままギターだけを弾き続けていたら今みたいなバンド活動は出来ていなかったんじゃないかと思います。この辺から本格的にロックな生活が始まるわけです。